こんな症状があれば要注意!逆流性食道炎チェックリスト 𝗡𝗲𝘄✧˖°
2025.06.16
最近こんなことはありませんか?
- 食後、胸のあたりがムカムカする
- 横になると、酸っぱいものが喉に上がってくる
- 夜中、咳き込んで目が覚めることがある
それ、もしかしたら「逆流性食道炎」かもしれません。
実はこの病気、特に40代以降の男性に急増しています。昔は高齢者の病気というイメージが強かったですが、最近では働き盛りの男性が発症するケースがとても増えています。
逆流性食道炎とは?
本来、胃と食道の間には逆流を防ぐ「下部食道括約筋」があります。しかしこの筋肉がゆるんでしまうと、胃酸や食べ物が逆流し、食道に炎症を起こしてしまいます。
逆流性食道炎の代表的な症状
逆流性食道炎では、以下のような症状が現れます。
- 胸焼け
- 喉の違和感(ヒリヒリ、イガイガ)
- 酸っぱい液体がこみ上げてくる(呑酸)
- 咳、声のかすれ
- 食欲低下、胸の痛み
逆流性食道炎は「おじさんの生活習慣病」
なぜ中年男性に多いのか? それは生活習慣に原因があります。
- 夜遅い食事
- 高脂肪・高カロリーな食事(焼肉・ラーメンなど)
- アルコールやタバコの習慣
- 運動不足
- ストレスによる自律神経の乱れ
- 肥満(特に内臓脂肪)
こうした要素が組み合わさると、胃酸の分泌が増え、逆流しやすくなるのです。
逆流性食道炎は放っておくと危険?!
「胸焼けくらい、まあいいか」と放置していると、次第に食道粘膜が傷つき、慢性的な炎症になります。長期に放置すると「バレット食道」という前がん状態になり、食道がんのリスクが上がることがわかっています。
自分でできる対策+治療法
生活習慣の改善
- 食事は就寝の2~3時間前までに済ませる
- 胃に負担のかかる食品(脂っこい物、コーヒー、辛い物)は控える
- 寝るときは頭を少し高くして逆流を防ぐ
- 適度な運動と体重管理
薬による治療
市販薬では一時的な効果しかないこともあります。病院では胃酸の分泌を抑える「PPI(プロトンポンプ阻害薬)」などが処方され、ほとんどの人は1〜2週間で症状が改善します。
内視鏡検査を受けましょう
症状が続く場合や、40代以上で初めて症状が出た場合は、胃カメラで詳しく調べることをおすすめします。自覚症状のないまま進行していることもあるため、定期検査は重要です。
「少し気になる」うちに行動を起こすことが、重い病気を防ぐ第一歩です。
胸焼けや呑酸は、あなたの体からの小さな警告かもしれません。
その声を無視せず、クリニックで気軽にご相談ください。